ロシア撮影許可証

ロシアにて撮影を行う場合は、モスクワのロシア連邦外務省に撮影許可申請を行います。CM撮影では、当社の提携する映像制作プロダクションが手続きを行います。テレビ番組の場合は、モスクワにおかれた各放送局のモスクワ支局からロシア外務省に申請依頼することになります。

アクレディテーション(記者章)が発行されます。承認された撮影許可証と共に、在日ロシア大使館にて報道査証(撮影ビザ)の取得が可能です。

撮影期間中はアクレディテーションカード(プレスカード)の携行が義務付けられます。

※FIFAワールドカップのような国際大会の場合は、FIFAが発行するアクレディテーションカードが、プレスカードとして認識されます。撮影ビザに関しては、大使館に問い合わせが必要。

ウラジーミル・プーチン大統領は、2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会開催の際、ロシアへのビザなし入国を可能にすると約束しました。このビザ免除規定は大会開催前と開催期間中有効で、対象者は選手、審判、監督を含むコーチ陣、サポーターになります。ただし、サポーターに限っては、観戦チケットの購入後、Fan IDの登録が求められています。

必要書類

  • 会社概要とレターヘッド
  • 取材・番組企画書
  • 撮影期間と日程表(フライトスケジュールを含む)
  • 取材・撮影予定内容
     取材・撮影の対象機関、場所、人物名を詳細に記載
  • クルーリストとパスポートコピー
  • 機材リスト
  • 写真3枚

※制作会社は、各放送局の担当者(プロデューサーなど責任者)へロシア撮影の旨を伝え、取材・撮影の1か月以上前に上記の書類を準備して、モスクワ支局へ撮影許可申請の手続き依頼をします。

 

上記は、ロシア政府に対しての撮影許可であって、クレムリン、赤の広場、世界遺産、国立公園など別途、撮影対象機関に撮影許可を依頼します。撮影を行う場所は、建物外観や町の俯瞰などを除き、すべて撮影許可が必要とお考えください。これらの撮影許可はモスクワ在住コーディネーターが、折衝、交渉・申請を支局に代わって行います。

 

※クレムリンや赤の広場は、大統領府に撮影許可申請を行う必要があります。またワシリー寺院内撮影には別途、国立歴史博物館への撮影許可申請が必要です。

 

※ロシアは広く地方の撮影では、地の共和国への撮影申請を行うこともありますので、モスクワなどの都市よりも時間がかかります。
 
  ※撮影許可証は、ロシアの国や人民のイメージを損ねる内容と判断されますと撮影許可はおりませんので注意が必要です。

※軍関係施設、公安関係施設の撮影は禁止されています。